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カートが空です

Article: わたしとトリコテ VOL.7

わたしとトリコテ VOL.7

いつもの暮らしに彩りとアクセントをプラスする「トリコテ」は、暮らしの中でどのような佇まいを見せるのでしょう? 「トリコテ」のアイテムをセレクトしていただき、もの選びのルールを伺う「わたしとトリコテ」。7回目のゲストは、スタイリストの細沼ちえさんです。

 色や柄を生かしたスタイリングが得意な細沼さん。リビングの大きな窓からはグリーンが見え、開放的な雰囲気。雑誌の表紙になったというのも納得の素敵さです。

昨年に引越して、暮らしもコンパクトに。ソファなどの大きな家具がないせいか、窮屈さを全く感じない、居心地の良い空間になっています。

「この家の主役は大きな窓。ダイニングテーブルを置くと圧迫感が出てしまうので、スツールに板を置いただけの低いテーブルを作りました。主役を決めてあげると、バランスが取りやすくなります」

 ラクダの水差しや、キューバの民族衣装を着た人形など、部屋のあちらこちらに個性的な雑貨が並び、楽しい雰囲気。海外で買ってきたものが多いのだそう。

「これまで15カ国ほど旅をしました。現地の人の暮らし、特に文化が大きく違う田舎の方が興味があります。ものは直感で選ぶことが多いですが、かわいいなと思っても家に置くことが想像できないものは持って帰りません。洋服も同じで、買うときに何パターンかコーディネートが想像できたら買うようにしています」

 スタイリストという仕事は、ものを把握することが大切だという細沼さん。仕事から学んだ整理術を自宅でも実践しています。

「仕事を始めてから、自分の持ちものを把握したい と思うようになりました。ものが埋もれてしまったり、使わないもので圧迫されるのは嫌なので、忘れないように洋服はほぼハンガーにかけて見えるように収納。以前は撮影用の衣装を自宅に置いていたのですが、年に1、2回使うために持っているのは、無駄なスペースだなと思ってやめたんです」

 「トリコテ」のカタログで、スタイリングを手がけたこともある細沼さん。今回、色鮮やかな2種類のラグを使っていただきました。どちらも丈夫なナイロン素材で自宅で洗うことができ、裏面はゴムになっているので滑らないのも便利です。

「デザイン性があって、配色もかわいいので、シンプルなインテリアのアクセントになります。植物を置いたり、ベッドサイドに置いても気持ちが良さそう。玄関にもちょうどいいサイズ感。いろいろな場所に置いて、しっくりくる場所を探してみるといいと思います」

こうした色のあるアイテムをインテリアに取り入れるときは、寒色と暖色を混ぜないこと。逆に、同系色にしてまとめすぎないこともポイントなのだとか。

「木の家具や白壁のナチュラルなインテリアに、このラグのような色をポイントとして入れると、空間全体が締まります。ラグなら大きくないので、気軽にプラスして、雰囲気を変えることができます」

  インテリアのインスピレーションは、旅だという細沼さん。暮らしも軽やかにしていきたいのだそう。

「ラグの上に低いテーブルを置くスタイルは、北アフリカのチュニジアやモロッコを旅したときの風景を参考に。テーブルの周りにたくさん植物があったのを見て、空間に緑があるのはいいなと思って、グリーンをたくさん置いています。

家にあるものは、どれも思い入れのあるものばかり。世間的には埋もれているようなものの魅力を最大限に引き出すことを、仕事でも自宅でもしていきたいですね」

 

細沼ちえ

スタイリスト青木寿里加氏に師事後、2009年よりフリーのスタイリストとして活動開始。ファッション誌を中心に、ウェブマガジン、カタログ、広告などで幅広く活躍する。

https://www.chiehosonuma.com

 

Photo & Design : Nozomi Nishi
Text & Edit : Mayumi Akagi

  

 

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わたしとトリコテ vol.6

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